日本のライフスタイルに新たな定番を。
トレンドの先を読む、ヒト・モノ・デキゴトをインテリア/デザインにたずさわるすべての方にお届けします。

« +d Exhibition 2008/アッシュコンセプト  heimtextil cafe 来週期間限定オープン! »

来年の家具業界は「アウトドアリビング」元年(2) ティストゥ編

 05 来年の家具業界は「アウトドアリビング」元年(2)

ティストゥ編

  

いよいよ迫って来たIFFT/インテリア ライフスタイル リビング。

こ のブログでは、メーカーや商品を「点」で紹介するのではなく、最近の傾向やマーケティング的な視点から、「面」で紹介し、来場者の皆様のビジネスにつなが れば、という思いで発信してゆきたいと思います。パート2では今年もミラノ・サローネ、パリのメゾン・エ・オブジェでも話題となったアウトドア家具。日本 市場での可能性を占います。

  

東京・六本木のショップ「リビング・モティーフ」。この数年、この店は都内でもアウトドア家具が充実していることで知られる。

「この数年で屋外用家具に季節性がなくなってきました。テラスや庭の充実で通年動くので、春夏はもちろん、冬もクリスマス時期など電飾やキャンドルなどで、屋外空間の演出が重視されるようになりました」(同店・黒河内麻紀さん)。

関連商品も、季節などに合わせて「模様替え感覚」で動くようになったという。

 

TISTOU01.JPG

見えている家具はすべて屋外用。通年で並べるようになったリビング・モティーフの店内。
関連のグッズも充実している。

 

同店では特に海外ブランドが充実し、ベルギーのドマーニ(DOMANI)ロイヤルボタニアROYAL BOTANIA)、エクストレミス(EXTREMIS)など新顔ブランドがならぶ。

 

そんな風に話題の店がアウトドアリビングに目をむける中で、エクストレミスやドマーニと言った屋外用家具やガーデンアイテムのブランドを扱っているのが、ティストゥである。

 

高級ホテルのエントランス、ショッピング施設の吹き抜け、さらに増えているのがウェディングの施設で、花やグリーンはインテリアの大きな要素。大ぶりなポッ トカバーやオブジェは意外と多用される。けれども日本製ではなかなか空間提案型の花器がないため、ティストゥはそのニーズをうまく埋めているといえる。

 

TISTOU02.JPG

大型のアイテムまでそろうのが、ドマーニの魅力。空間を引き締める効果で
ウェディング施設などの引き合いが多いという。 

代表の平田倫子さんはこう言う。

「当社で扱うのはテーブルに置けるものから、背丈ほどの大きさまでのオブジェ的な花器やグリーンポット。そしてちょっとユーモラスなアイディアのある屋外用家 具です。リビング・モティーフさんなど一部のショップをのぞき、引き合いがあるのは主に建築家や建設会社など。建築の一部として組み込まれるお話が大半です。フラワーやグリーンを空間の一部分と見る顧客が増えています」。

 

TISTOU03.JPG

セイルも扱う。何もない場所も、セイルを張れば、カフェ、イベントなどの
デザイン空間として求心力を持つ。

 

ユニークな提案も魅力だ。簡易型の屋外テーブルやドリンククーラーを兼ね、人が集える。そんなマルチな商品も扱っている。が、やはりここでも素材が鍵で、屋外型=簡便、使い捨て,という発想ではなく、本物の石やジンク(亜鉛)、食粒と調和するくすんだ色のFRP樹脂など、自然の中で人工的に浮くことなく、かつ存在感を放つものとなっている。

 

TISTOU04.JPG

氷を埋めてドリンククーラーにできる屋外用のセンターテーブル。
人が集まる空間が完成。

 

ドマーニの花器で5~10万円から、ちょっと大振りなアイテムは50万円ほど。一般の家庭ではやや高め、小売りではなかなか手腕が問われるものだけに、今回のIFFT/インテリア ライフスタイル リビングでは面積をたっぷりつかって、「空間型の展示」に力を入れる。特にインテリアデザイナー、建築家、設計関係者に注目し、図面に仕様としてスペックされるものとして認知してほしいと平田さんは考えている。

 

TISTOU05.JPG

TISTOU06.JPG

空気を入れるドーナツ型のテーブルとベンチ。エクストレミスの商品は
使ってみなければ、真の魅力はわからない。


また日本ではまだ数少ないランドスケープアーキテクトの来場も期待する。特にエクストレミスの家具は、写真を見て判断するのは難しく、展示されて人がいて、初めてその面白さがわかる。

今後、商業施設などで採用されたら話題を呼びそうだ。

 

「ヨーロッパの建築家はこういったディテールまでよく勉強していて、あるフランス人建築家が日本で手がける建築の中で、うちの商品が指名されたこともあります。メゾン・エ・オブジェなどのフェアに足を運び、よくチェックしているんです。IFFT/インテリア ライフスタイル リビングにもそんな商談の場になることを期待したいですね」(平田さん)。


TISTOU07.JPG

今回お話を伺ったのは、TIS TOU代表取締役社長、平田倫子さん(左)。
リビング・モティーフの黒河内麻紀さん(右)。


DATA

TISTOU
www.tistou.jp
TEL 054
2082289

 

取材協力:
LIVING MOTIF

www.livingmotif.com
TEL 03-3587-2784

 

« +d Exhibition 2008/アッシュコンセプト  heimtextil cafe 来週期間限定オープン! »

© Mesago Messe Frankfurt Corp.