BLOG BUSINESS ANTENNA 3
2008年11月10日 | 投稿者: 本間 美紀
03 東京・表参道、話題のショップの今(3)
WISE・WISE編
いよいよ迫って来たIFFT/インテリア ライフスタイル リビング。
このブログでは、メーカーや商品を「点」で紹介するのではなく、最近の傾向やマーケティング的な視点から、「面」で紹介し、来場者の皆様のビジネスに役立つ情報を発信してゆきたいと思います。パート1、最初の3回は東京・表参道の話題のインテリアショップの店頭を取材し、報告します。今回は「ワイス・ワイス」を取り上げます。
イス一脚から改装丸ごとまで引き受ける--2008年ワイス・ワイスは物販型の店から一転、コンサルティングセールス型の店へと発展した。
表参道の裏道にたたずむ店は、実際の住宅のような間取りでつくられている。自然光もはいり、空間をイメージしやすい。
中古物件を自由に改装して、自分らしく再生する。建築からの発想ではなく、家具の感覚から提案できることがビジネスチャンスになる、と同社代表の佐藤岳利氏は言う。
同社の売上げの8割は飲食、商業施設や住宅など法人の内装施工で、都心のハイエンドインテリアを手がけることが多い。このソフト力を一般家庭にも生かし、「オンリーワン」の魅力を買ってもらう。工場と直結して生産の調整ができるという、同店の持ち味を、空間全体に最大限発揮できる。
開店当初から、ワイス・ワイスの代表的な商品が皮付きラタンの家具。素材の質や編みの技術がすごい。
アームチェアはよくよく見れば、実に手の込んだ「張りぐるみ技術」が駆使されている。
言うなれば店頭に並ぶ家具もあくまでもサンプル。既存シリーズを元に、サイズ変更、造作対応などを積極的に引き受ける。来客の服装や趣味、会話の様子から、イメージを起こしてプレゼンする。専属のスタイリストやデザイナーが、わが家の空間を提案してくれる満足感は、これならお金を掛けてもよい。と思わせる魅力がある。
オリジナルキッチンを2階の自然光のはいるエリアに展示。これで値段は約380万円(手前と奥部分合わせて設備込み)
象徴的な商品がオリジナルキッチンだ。家具のセンスと、施工面の信頼。どちらもカバーできるのが強みだ。30〜50代が主要顧客で、週末には30組近くが来店。打ち合わせを重視する店ゆえ、5名のスタッフは大忙しだ。
表参道店をまとめる店長の鈴木君枝さん。床から壁、テキスタイルまでサンプルは相当の量を用意して、来客の要望にこたえる。
改装の平均面積は60〜100㎡。予算は200万円から500万円台が主流だが、別荘のコーディネートなど、2000万円クラスの依頼もある。オリジナル家具を鍵に、ワンストップですべてが手に入る店という認知が広がり始めている。
物販はクラフトや食器を扱う専門店「WISE・WISE tools」を東京ミッドタウンに出店。こちらも好調だ。
小物や食器など、クラフトのMD力もあり、ミュージアムショップでは空間デザインから商品構成まで手がけたことも。
IFFT会場ではニヤ・ノルディスカと組んで、展示する。ニヤ社の立体感ゆたかなテキスタイルをどう、生かすか。ワイス・ワイスのセンスに期待したい。
お話を伺ったのは代表取締役社長、佐藤岳利さん
DATA
ワイス・ワイス
東京都渋谷区神宮前5-12-7
TEL 03-5467-7003
店舗面積 500㎡
平均来客数 10〜20組(平日)/30組(週末)


