「Design Perspective」 特別企画@アトリウム
2009年5月19日 | 投稿者: 高橋 美礼
今年の「インテリアライフスタイル」展、アトリウムを全面的に使った特別企画は「Design Perspective」。国内最新のデザイン展望を照らし出すデザイン製品にフォーカスした展示が、西ホール入口のフロアで行われます。現在の出展(予定)企業は、アントレックス、インザルーム、センプレデザイン、マインドアート、アッシュコンセプト。アトリウムを一周すれば、デザインのパワーを感じとれるに違いないラインナップでしょう。
中でも、アッシュコンセプトは昨年までの「KONCENT」はネット販売サイトに集約し、今回は新旧合わせ9つのブランドをプロデュースするとのこと。さっそく代表取締役の名児耶秀美氏に話を伺ってきました。
アッシュコンセプトの定番ブランド「+d」からは新製品6シリーズ8アイテムが登場するほか、「I'mD」と「tidy」からはそれぞれ3シリーズ、「hmny」、「CORGA」、「炭草花」、「こち」、「ceramic japan」からも新製品を発表する予定だそうです。展示ブースはアッシュコンセプトによる構成ですが、「主役はあくまでも各ブランド。とりまぜて紹介するのではなく、独立した展示空間を演出したい」、と名児耶氏。オフィスや店舗設計施工を手がける大手、秀光と共につくり上げる"リユース可能なブース施工システム"も時代に即した発想で、要チェックポイントのひとつです。
ひと足さきに新製品を拝見させていただきましたが、私が個人的に興味をもったのが、今回初の披露となるブランド「Soil」。石川県金沢市の左官業大手イスルギがその主素材である珪藻土を用い、生活用品を初めて手がけるプロジェクトです。金沢城や五十軒長屋など建築関係の左官を総指揮しているイスルギが、普段の生活により近いプロダクトを、左官の技法を駆使しながら、かつ、デザインされていないくらいのさりげない存在感で提案しています。本来、日本人の生活に溶け込んでいた土という素材の、新しい可能性を発見できるに違いありません。

また、昨年「富山プロダクトデザインコンペティション」で受賞した2作品「TATE OTAMA」(小林幹也氏デザイン)と「sumibako」(参デザイン)も製品化が決定し、改良を重ねた結果が初めて並びます。 "素材を活かす"というコンペの課題は偶然にも、というより、地球環境を鑑みれば当然である目標として、他の新製品と共通しています。
今さら改めて強調すべき点ではないことですが、素材の研究あってのデザイン、更にいえば、素材ありきのデザインがより、注目を集める傾向かもしれません。


名児耶氏は今回プロデュースするブランドを「デザインタグ」と呼び、各特徴を明確に表現しています。
「不景気といわれる昨今、新製品の発表が少ない現状にあっても、なるべく多くのデザインを実現して見せたいと思っています。今回集まっているのは、今、日本でいちばん元気のあるデザインですからね。生活のアクセントになるのはもちろん、前向きな明るさを与える『9つのデザインタグ』が大集合するブースには、ぜひ期待してください!」
【データ】
アッシュコンセプト
http://www.h-concept.jp/html/index2.html
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