IFFT BUSINESS ANTENNA 01
2009年10月 8日 | 投稿者: 本間 美紀
今年もあっという間に残り3ヶ月。
秋のインテリアシーズンの幕開けです。

10月に入ると、東京ではたくさんのインテリアのイベントが開かれます。
星の数ほどのイベントを締めくくることになるのが、
12月の東京国際家具見本市「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」でしょう。
すでにその準備が駆け足で始まっています!
一体どんな内容になりそうなのでしょうか?
今年も客観的な視点からレポートしたいと思います。
ということで、事務局スタッフに聞くと、
「過去のIFFTの歴史をふまえて"家具産地"の強さは変わりません。
昨年に引き続いて大川(福岡県)、徳島、備後(広島県)、都城(宮崎県)の
主要産地が登場します。やっぱり国産家具を見るならIFFTです」
そして日本の産地が合同で特別ブースを出す「にっぽんらいふ」が目玉となりそうです。
国産家具を牽引する北海道、飛騨、静岡の産地や岐阜、福井、福岡、加茂、埼玉などがずらり勢ぞろい。
こんな風にまとまってみられる機会は、あまりないと思いますので、必見です。
今回はプロジェクトが立ち上がって10年以上という
「ミヤコンジョ プロダクト」についてプロデューサーの立川裕大さんに伺ってきました。
宮崎県の都城ブースの中でも人気を集めるコーナーです。
宮崎県の都城市は第二の都市。実は宮崎県は杉材の産出量では全国トップクラス。
飫肥杉(おびすぎ)と呼ばれる、造船用の硬くて強い木材でも知られています。
「ミヤコンジョ プロダクト」は都城市の2社のメーカーが、
デザイナーの小泉誠さん、村澤一晃さんと組んで始めた杉の家具のブランドです。
産地活性化として、家具産地とデザイナーが組むケースは多くありますが、
ここの特長はプロデューサーの立川さんの支えによって、
多くの人に必要とされる売りやすい家具に特化したことが強みになっています。
まずアイテムは間仕切りやハンガーラック、小椅子、ミラー、小さめの箱もの家具など、
「買いやすい軽い家具」を重視したこと。
価格も2万円台から、高いもので20万円台と、若い人にも買いやすい値段に抑えています。
さらに組み立て式、フラットパック化など配送のしやすさに配慮。
そして小泉さん、村澤さんという日本の暮らしを知るクラフトモダン系のデザイナーの起用。
その3つの要素がうまく響き合って、10年という息の長いプロジェクトに育ちました。
大手通販での動きもよく、商業的にも成功しています(これ、大事!)。
奇抜なデザインでぱっと花火を打ち上げるのではなく、
地道でも、ほんとうに求められているものをつくり続ける。
それが社会に循環していく。とても大切なことだと思うのです。
さて、12月はどんな新作が出るのでしょうか? 都城に打ち合わせに飛んできたという、
立川さんの貴重なスナップの一部を公開します。
杉の集成材のカタマリ感が美しい。

デザインは小泉誠さん。
こちらは村澤さんによる新作の一部。 ヒノキの無垢材、目がすっと流れて魅了されます。 これもIFFTの会場でお披露目されます。一体なんでしょう?!
プロデューサーの立川さんも「これからのプロダクトデザインは
社会に還元していくものでなければなりません。
そしてこのプロジェクトは家具だけにとどまらないでしょう。
都城の食材や工芸とか、もっと暮らし全体に押し広げるプロジェクトにできるはずなのです」と
さらなる可能性について考えています。
そんな日本のデザイン、日本の家具が出そろうIFFT。
今年も家具を中心に、質の高い雑貨やテキスタイルの出展もあり、
総合的なインテリア見本市として、昨年以上に内容が充実する予定。
次回は10月下旬のアップ。
「にっぽんらいふ」がどうなりそうか、その様子を聞いてくる予定です。
11月は話題のあのデザイナーへのインタビューも予定しています。
Miyakonjo product


