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IFFT BUSINESS ANTENNA 04 -雑貨ブランドの未来をになう人たち-

多くのインテリアショップでは今、デザイングッズや雑貨が店頭を彩っています。

手に取りやすく、身近に感じる小物に引き込まれて店に入ると、

大きな家具類がスタイルごとに展示されている。家具を売るのに、

小物や生活雑貨とあわせての提案は、今や当たり前の光景です。

 

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昨年のアッシュコンセプト「+d」のブース

 

そんなライフスタイル提案系の家具店が増え、家具の仕入れとともに、

どんな雑貨をそろえるかが、売り上げを左右する時代です。

流通のリアルな現場を支えたいとIFFT/インテリア ライフスタイル リビングは、

昨年のリニューアル後から、家具だけではなく、雑貨の出展社も充実させています。

 

今回は、そんな雑貨の開発や製造に新しい発想でアプローチする、

話題の2社を紹介します。その背景にはやはり優れた「ひと」がいました。

 

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 まずはh concept(アッシュコンセプト)代表の名児耶秀美さん。

知らない人がいない業界の有名人です。

 

人との出会いと会話を大切にし、何気ないきっかけからそのアイディアを

どんどん形にしてきました。最初にブレイクしたのはシリコン製の輪ゴム

「アニマルラバーバンド」です。

 

名児耶さんは、もとはブラシや刷毛を製造する浅草の老舗に生まれ育ち、

ものづくりの現場を見ながら育ちました。

 

そして家業から独立し、アッシュコンセプトという会社を立ち上げます。

企画製造、流通、販売までの、ものづくりのコンサルティング事業を

開始するのです。そこから派生したのが生活雑貨のブランド「+d」です。

 

その新製品はいつも意外なアイディアにビックリです。

この小さな、でも燃えるようなハートはペットボトルの再利用をもっと楽しく、

美しくしようというキャップです。

 

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樹脂の透明な色が重なり合うガンは昔懐かしの輪ゴム鉄砲の現代版?

 

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カップ麺のふたをしっかりと押さえてくれるのが「Cup men」だそうです。

何ともリアルでユーモラス!

 

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そんな新作が会場に登場します。いつもブースの空間構成も楽しみの一つ。

 

 

もう一社は生活雑貨の特別企画「和PLUS(ワ・プラス)」に登場する、

中川政七商店です。奈良で300年続く麻の晒を扱う会社です。

 

お会いしてみて驚いたのが、同社の若き社長、中川淳さんです。

 

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小さい頃は家がどんな商売をしているのか、おぼろにしか知らなかったという

中川さん。大学を卒業後は、なんとコンピューター業界に入ります。

ところが、外側から見て初めて、家業の担う大切な意味に気づいた、

と話してくれました。

 

家業を継いでからは表参道ヒルズに「粋更kisara」、

東京ミッドタウンに「遊 中川」を開店。日本の伝統を再提案するだけではなく、

和雑貨好きの消費者をとらえて、成功を収めました。

ふきんやバッグ、各種ケースなど、ふつうの人が実際に暮らしで使える製品が

多いのも特長です。

 

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東京ミッドタウン「遊 中川」の華やかな店頭の様子

 

デザインや家具、雑貨という業界とは違う視点を持ち、次々と成功を収める中川さんは、

今回のIFFT出展で「温故知新」をテーマにすると言います。

 

2010年の新事業はずばり「中川政七商店」というブランドを発表します。

カタカナ語系のブランドとなることもなく、背伸びすることもなく、

本来の自分自身に帰る。今のような時代にぴったりとあった方向性に思えました。

 

新製品は奈良遷都1300年ということで、「木版散華」。

寺院の法要で巻かれる絵札のことで、最新のクリエイターがデザインしたものです。

 

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鹿のクリップは幸運を招くそうです。

 

 

花ふきん 中川政七商店パッケージ.jpg                          

人気商品の花ふきんも新パッケージで登場します。

 

本ブログの取材はお二人と同時にお会いしたのですが、

魅力的な商品を次々と生み出しながらも、既存の流通からは

独立した立場を貫くこと。またそのことで、今の流通の現場に思うこと。

そしてそのブレイクスルーになるのが、ブランド力ではないかということ。

そんなお話が次々と飛び出しました。

 

経済不況の影響で、多くの業界のブランドがマネーゲームのごとく、

株のように売り買いされる。名前は残ったものの、ものの本質は空洞化してゆく。

そんな時代に生活雑貨のブランドはどうあるべきか? 

歴史ある製造業の重みを知り抜いての、言葉には深い意味が込められています。

 

ということで、このお二人に何だか興味がわいてきませんでしょうか?

実は会場ではこの二人による対談形式のセミナー「ものづくりからブランドづくりへ」が

開催されます(12月2日 13時〜)。

 

すでに満席とのことですが、会場はトレンドカフェになりますので、うまくいけば、

立ち見でお話が聞けるかもしれません。

ベテランの域に入ってきた名児耶さんと、新鮮な雰囲気の中川さんの掛け合いも、

聞きどころかも?

 

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セミナーに出られなくても、会場ではぜひ、ブースに立ち寄ってみましょう。

見本市の魅力は、人に会える、実際のものを確かめられる。

ウェブ上では得られないものが得られることが、最大の魅力なのですから。

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