デザイナーの感度から生まれる新しい定番 木製品ブランド"kime"
2010年5月28日 | 投稿者: 高橋 美礼
インテリア ライフスタイル(以下IL)では若手デザイナーが手がける新しいブランドに出会える、というひとつの喜びがあります。特に日本全国の伝統的な職人技を誇る産地と、新しい感性が結びついて生まれた製品は、これからの生活に定番となる可能性を感じさせる瑞々しさに溢れ、展示会場からすぐに持って帰りたくなってしまうかもしれません!
木肌のキメを表情としてデザインに活かす
DREAMY PERSON Inc.×MIKIYA KOBAYASHI
先日、デザイナーの小林幹也さんに会った際に「新しいブランド、つくるんです」と聞き期待していたのは、北海道旭川の木工会社ドリーミィーパーソンとのプロジェクト。これは会期中にも見逃せない展示になるはずです。小林氏といえば、「ウキハシ」をご存知の方も多くいらっしゃることでしょう。箸置きがなくても、先端が少し浮き上がっているデザインによって、テーブルに直接触れない形状が斬新なお箸のシリーズで、個人的には竹製のものが気に入っています。軽いし丈夫なので、マイ箸としても重宝するのです。
さてその小林氏がデザインディレクターを務め、ILに合わせて発表するブランドは、kime(キメ)。つまり、肌理・木目のこと。木がもつ温もりや安心感を与える独特の「肌理」と、木そのものの表面に見える「木目」の力強い生命力を最大限に引き出したデザインになるようです。
製造元のドリーミィーパーソンは、木の質感が魅力的な食器類をデザイナーと共に開発してきたメーカー。手にするとうっとりしてしまう触り心地の良さがずっと印象に残っていました。小林氏の実直かつやわらかいフォルムをどう完成させているのか、興味が深まります。
「ブランドネームには木の"肌理"と"木目"の魅力に溢れた道具を現代生活にお届けしたいという想いが込められています」、とは小林氏からのメッセージ。「木を愛し、木を知り尽くした旭川の職人が丹誠を込めて創り上げた」という言葉どおり、写真からも手技の試行錯誤が伝わってきそうです。
このブログでもすでに紹介した方々も含め、今回のILはこれまでにも増して、いま日本で力のあるデザイナーやクリエイターの新作が一挙に披露される場となりそうな予感がします。さらに素晴らしいのは、アイデアの提案だけでなく、会場に並ぶ製品は同時に市場で流通できるクオリティに達していること。このkimeも、ドリーミィーパーソンの直営店ではIL開催と同時に発売を開始するそうです。バイヤーの方々にはさらに幅広いチャンネルでの展開を検討してほしいですし、小売店では実際の良さを直接伝えられる機会を広げてもらえれば嬉しいと思う、一般消費者の私です。
情報の早さと同じくらい、新しい製品へのアクセスも早くなるに違いありません。
写真:尾鷲陽介
*kime(キメ)
http://brownbox.lib.net/Topics_01.html
kimeブランドの初回リリース製品は、栓抜き、楊枝立て、くつべら2種、ペンケース、時計、メジャーの7種類。写真の栓抜きと楊枝立て、ペンケースも、少ないデザイン要素のなかに温かみを感じさせています。手にしっくり馴染みそうな木の肌合いは実際に会場ブースに立ち寄って確かめてほしい!
【データ】
株式会社ドリーミィーパーソン
tel . 0166-50-3344
fax. 0166-50-3345
E-mail info@dreamyperson.com
直営店 クラフト ブラウンボックス
http://brownbox.lib.net/index.html
MIKIYA KOBAYASHI DESIGN(小林幹也)
http://www.mikiyakobayashi.com
http://blog.mikiyakobayashi.com
【小間番号】West Hall 2 18-36


