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今年も国産家具のパワーは衰えず―JQエリアの見どころ

IFFTといえばやはり国産家具が大きな見どころの一つです。

今年もそんな家具メーカーを集めたJQ(ジャパン・クオリティ)エリアが新企画として登場。今回のメイン会場の一つとなります。

 

日本には福岡・大川、岐阜・高山、静岡、広島・府中、横浜など、特徴ある家具の産地があるのですが、最近、知名度が上がっているのが北海道の旭川。


今年もJQエリアの中で、旭川家具工業組合は最大の38小間という大きなスペースで出展を予定しています。

 

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その中のキーカンパニーはやはり旭川のカンディハウス。旭川ブースの1/3を占めての登場だそうで、早速、その新作情報が届きました。

 

カンディハウスの中でも、上質な暮らしをイメージして展開しているLUXシリーズ。この中から川上元美さんデザインの新作「セスティナラックスリビング」が登場です。

 

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ソファと呼ぶにも、アームチェアと呼ぶにも、どちらにもちょっと違うような、まったく新しい椅子という印象です。テーマは引き算だそうで、構造体をそのまま、「見せるデザイン」に転じているのがポイント。

 

椅子を支えるフレームは水平な無垢材の板で、アームとテーブルを兼ねていて、お茶やリモコンなどを置きやすくなっています。

 

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<新作を製作中の川上元美さん>

 

「カンディハウスが大切にしているのは、やはり木です。このチェアもそのエッセンスを入れ込んでいます。柾目より板目に近いウォルナットを使ったのもそんな理由です。もう一つは定番の木材ナラを使いました」(カンディハウス 染谷哲義さん)。

 

川上さんとカンディハウスは20年以上のおつきあいがあるそうです。メーカーの持ち味もよく理解した上でのデザインなのでしょう。

 

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もう一つはマンションなど、日本の住宅事情にあわせたカジュアルなチェア「ジョッキー」。木の温かみを残した愛らしいチェア。細いラインの背を持つエコタイプと、厚みのある背のクラフトタイプがあります。

 

「クラフトタイプは少し落ち着いた雰囲気を出したいときに。エコタイプはモダンなインテリアにも似合います。エコタイプは値段も抑えてあり、エコノミーなんですよ」(前出/染谷さん)。

 

旭川は日本の北欧と称される時もありますが、なんとなくそんな雰囲気も漂う、北の国から届いたデザインです。

 


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そして飛び込んできたニュースは、デザイナーの村澤一晃さんから。

 

村澤さんといえば、日本の家具産地を熟知したデザイナーのお一人。そろそろベテランの粋...と言えるでしょうか?!


村澤さんも旭川の家具メーカー「インテリアナス」から、新作のチェアを発表です。この椅子が(写真で見る限りは)どこか懐かしいような、レトロモダンな雰囲気です。

 

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「ハーフアームは曲げ木ではなく、背板と一体化させて中心でジョイントしています。実は仕口は企業秘密の職人技。座面も後ろからビスで取り付けるのではなく、簡易に着脱できる方法を考案。裏から見てもきれいなデザインになりました。小ぶりながら、意外とゆったりとした座り心地が特徴です」(村澤一晃さん)。

 

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同じシリーズで座高の高いカウンターチェアも製作中ということですが、こちらも、いい感じです。いま流行のヴィンテージスタイルのインテリアにも似合いそうです。

 

村澤さんは他にも、恒例の都城プロジェクト(宮崎県都城市の杉を使った家具シリーズ)、木曽の木材を使った生活道具のブランド「asahineko」を担当。さらには初めて学習机のデザイン(小島工芸)にも挑戦したそうです。今年の国産家具エリアでは、村澤さんのデザインにたくさん出会えそうです。

 

ミラノサローネのように最先端のデザインの家具があるわけではありません。けれどもIFFTで見つかるものは、日本の技術や材料、企業の力を生かし、日本のリアルな暮らしに即した「本当に使える、売れる」家具。その点は改めてIFFTの魅力として強調したいと思います。

 

report=本間美紀)


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